• ホーム
  • 避妊以外のピル活用とコンディショニング法

避妊以外のピル活用とコンディショニング法

2020年02月16日

ピルは避妊目的での使用の他にも月経周期の変更、月経困難症の緩和、子宮内膜症の治療の治療などに用いられています。
その他の避妊目的以外の使用方として月経周期の変更など「月経をコントロール」するという効果を利用した、女性アスリートのコンディショニング法があります。

アスリートが最高のパフォーマンスをする為には万全の体調管理が必要です。
その為には女性アスリートであれば生理も含めたコンディショニング法が必要となります。
そこでピルの服用は有効な手段となります。
実際海外の女性トップアスリートのピル使用率は高く、その有効性を示しています。
月経痛の緩和や経血の軽減なども期待出来ますし、もし心配になれば使用を中止すれば元に戻ります。

ピルには服用が禁忌な場合もありますが高血圧、喫煙者、肥満、糖尿病患者などその多くはアスリートとは無縁と思われる事ですので「骨成長が終了していない可能性」が無ければ服用に問題は無いでしょう。
ですが副作用の肥満や血栓症は注意すべき点です。

月経が女性アスリートに及ぼす影響は少なくはありません。
月経による痛み、出血、月経前の不快症状など、どれもアスリートのコンディションに大きな影響を与え、そのパフォーマンスの低下は精神論などではありません。
ピルを用いたコンディショニング法はそれらをカバー出来る有効な手段であり、日本でも文部科学省においてピルを用いたコンディショニング法の研究が進められています。

大事な試合の日と月経が重なり十分なパフォーマンスを発揮出来ないという事態はアスリート自身にとってとても辛い事ですので、避妊という目的を外し、コンディショニング法としてのピル使用という事を真剣に検討しても良いと思います。